[2022年度]日本JLPGA 平均ストローク順位とメルセデス・ランキング順位の関係から見えるもの

勝負強さ・運あり または 勝負弱さ・運なし

JLPGAの平均ストローク順位とメルセデス・ランキング順位との関係を調べてみました

メルセデス・ランキングは、試合の順位により付与され、ポイント付与方法は、以下のWEBに記載されています。 https://www.lpga.or.jp/about/mercedes-ranking
賞金が、主催者の賞金総額により変動するのに対し、メルセデス・ランキングのポイントは試合の区分により配分されます。


JLPGAツアーの各競技及びUSLPGAメジャー競技での順位をポイントに換算し、年間を通じての総合的な活躍度を評価します。
各年度JLPGAツアー終了時点の上位50位までの者には、翌年度のJLPGAツアーのシード権が付与される。
各年度JLPGAツアーの競技終了時点の51位~55位の者には、翌年度のJLPGAツアーの第1回目のリランキングまでの出場資格が付与されます。
次年度のシード順位となりますので、プロにとっては、非常に重要な指標です。
2022年度のランキング結果、2023年度の現時点のランキングは以下に記載されています。
 2022年度:https://www.lpga.or.jp/stats/2022/mercedes 2023年度:https://www.lpga.or.jp/stats/2023/mercedes

平均ストロークは、1ラウンド当たりの平均ストローク数。【調整値加味総ストローク数÷総ラウンド数】
規定ラウンド数を満たしている選手のみが対象となり、JLPGAのホームページに記載されています。
 2022年度:https://www.lpga.or.jp/stats/2022/lpga/stroke 2023年度現時点:https://www.lpga.or.jp/stats/2023/lpga/stroke

平均ストロークが良い人は、メルセデス・ランキングも高いはずと容易に想定されます。
実際、平均ストローク1位は、山下 美夢有プロであり、メルセデス・ランキングも1位です。

2022年度平均ストローク上位70人のメルセデス・ランキングとの関係を見るため、散布図を表示し、線形回帰直線と標準偏差帯も参考に表示しています。
図からも容易に平均ストローク順位とメルセデス・ランキング順位に強い相関があることが理解できます。

 また、線形回帰線から大きく外れている点(選手)も多々、見受けられます。

 直線より、大きく上にある点(選手)は、「平均ストロークの順位に比べて、メルセデス・ランキング順位が低い」 ことを意味しています。
 これは、試合で上位ランクインが平均ストローク近傍の選手よりも少ない。2022年度は運がなかったか、勝負に弱かった傾向があるとも判断できます。

 逆に、直線より、大きく下にある点(選手)は、「平均ストロークの順位に比べて、メルセデス・ランキング順位が高い」 ことを意味しています。
 これは、試合で上位ランクインが平均ストローク近傍の選手よりも多い。2022年度は運があったのか、勝負に強かった傾向があるとも判断できます。

 (平均ストローク順位 - メルセデス・ランキング順位)の差分が、8以上の選手をリストしたのが、以下の表です。

 平均ストローク順位よりメルセデス・ランキング順位が低い選手

 申ジエプロや岩井明愛プロは、試合で上位にランクインする試合が多かったですが、優勝はゼロでした。勝ちきれない結果が出ています。
 特に、岩井明愛プロは順位差が25もあり、かなりフラストレーションが高かったのではないでしょうか。
 (ちなみに、岩井千怜プロは、平均ストローク順位は17位であり、明愛プロより下位ですが、メルセデス順位は18位と平均的な位置にいます。)
 岸部桃子プロ、原英莉花プロも平均ストロークは20位前半ですが、試合結果では上位に食い込めずにメルセデス・ランキングは30位台になっています。
 このリストの平均ストロークの割にメルセデス・ランキングで上位に食い込めなかったプロの2023年度の結果は、また、ご報告させていただきます。
 (2023年度申ジエプロは2勝、岩井明愛プロは初優勝しています。)

平均ストローク順位よりメルセデス・ランキング順位が高い選手


 西郷真央プロは、前半の優勝5回と後半の大スランプがあり、平均ストロークとメルセデス順位に差が出ています。
 青木瀬令奈プロ、菊池絵理香プロは、平均ストロークは20位台ですが、優勝1回あり、メルセデス順位は10位台前半に位置しています。総じて、チャンスを逃さないプロではないでしょうか。
 木村彩子プロ、渡邉 彩香プロも平均ストローク順位は40位台後半~50位台前半ですが、優勝1回ありメルセデス順位は10位台前半に位置しています。
 金田久美子プロ、サイペイインプロも平均ストローク順位は60位台ですが、優勝1回ありメルセデス順位は40位台となりシードを獲得しています。

今後、2022年度のデータと比較して、2023年度の勝負強い又は運が強いプロやその逆のパターンとなっているプロを調査していきたいと思います。

また、平均ストローク順位以外に、メルセデス・ランキング順位と、どのスタッツ(または組み合わせ)が強い相関があるのかを調べていきたいと思います。

スタッツ関連で、調査してほしい内容があれば、お問い合わせ にご連絡いただければ幸いです。