Aras Innovator 勉強法
Aras Innovator は、どうすれば使えるようになるのか
Aras Innovator のインストールから操作方法の勉強方法について(概要)
先の投稿で、Aras Innovator は、中小製造業にとっても有用なシステムであることをご説明いたしました。
それでは、Aras Innovator をどうやったら、導入できるのかとの興味が出てくる中小製造業様もおられるのではと思います。
この投稿では、Aras Innovator のソフトウエアダウンロード、インストール、操作方法等の勉強方法について、概要をご紹介します。
インストールの詳細は、別の投稿にて、説明する予定をしておりますし、操作方法に関しても、今後、具体的な例を取り上げて説明していきます。
なお、特に、留意していただきたいのは、Aras社にインストール関係も含めて、技術的な問い合わせをしても答えてはいただけません。
サブスクライバー契約を結んでほしいとの要請があります。当然といえば、当然です。
Aras社は、ソフトをオープンにする代わりに、サブスクライバー契約によりメンテナンスを含めて、技術サポートをすることにより収益を得ています。
サブスクライバー契約をしていないユーザに技術的な回答をすると、サブスクライバー契約が意味をなさなくなります。
Aras Innovator という膨大なソフトを1社で開発しているのですから、その開発原資を確保、増強するには、より厳格なサブスクライバー契約を維持する必要があります。
Aras Innovator を導入しようとするのであれば、まずは、サブスクライバー契約も検討してください。
Aras Innovator のシステム環境の仕様
Aras Innovatorのシステム環境の要求仕様に関しては、以下の『ドキュメント』ページにある
『Aras Innovator 2023 Release - Platform Specifications』 (PDF)に記載されています。
ダウンロードして、ご確認願います。
概略は、 OS :Microsoft Windows Server
Web Services :IIS
Framework :Micorsoft.NET 4.7.2
Micorsoft ASP.NET Core/.NET 他
Database :Microsoft SQL Server
です。詳細は、ドキュメントでご確認願います。
Aras Innovator本体は、オープンソフトウエアですが、OSやデータベースはMicrosoftの製品を使用する必要があり、この部分は個別に入手(有償)する必要があります。
また、同じドキュメントにハードウエア条件も記載されていますので、確認してください。
なお、評価や開発用のみであれば、Aras社でも紹介しているように
OS :Windows 10
データベース:Microsoft SQL Server Express(無償)
で、評価やデモ、開発用に利用可能です。
本サイト管理者も、上記の環境でAras Innovatorを実装し、個人事業主としての文書管理等の利用(ユーザーの立場)の他に、各種機能確認の調査に利用しております。
ドキュメントページからは、過去のバージョンを含めて、種々のドキュメントがダウンロードできます。
ただし、【操作説明書はありません。】
システム管理者、プログラマー向けのドキュメントであり、カスタマイズ用のプログラムガイドなどがダウンロードできます。
操作説明は、Aras Innovatorの画面のヘルプ(Just Ask Innovator(オンラインヘルプ))から参照できますが、英語であり、また、項目説明主体で、判りやすいものではありませんが、情報は入手できます。
操作説明の勉強に関しては、別項でご紹介します。
Aras Innovator のソフトダウンロード
Aras Innovator のソフトウエア ダウンロードは、ユーザー登録しないでもダウンロードできます。
ただし、インストールするには、ライセンスキーが必要であり、インストールするPCのMACアドレスと個人情報(氏名やメールアドレス)を事前に登録して、ライセンスキーを受領する必要があります
Aras社のホームページの右上の『ダウンロード』をクリックすると、

ダウンロードページが開きます。

ページの中央右側の 『Aras Innovatorをダウンロード』をクリックすると、innovatorsetup.msi(約400MB強)のダウンロードが開始されます。
(202301時点では、 最新版:2023Release です。)
インストールするには、インストールするPCのMACアドレスと個人情報(氏名やメールアドレス)を事前に登録する必要があります。
ダウンロードページの中央左部の 『ライセンスキーを取得』をクリックすると、登録ページが開きます。
必要事項の記入し、『Submit』を押すと、登録されます。
登録後に、メールアドレス宛にライセンスキーが送付されてきますので、インストール時に、そのライセンスキーをシステムに登録します。
Aras Innovator のインストール方法
Aras Ommpvator を実際にインストールする方法は、『ドキュメント』ページのインストールガイド
『Aras Innovator 2023 Release - Installation Guide』
に従ってください。
ガイドにも記載されていますが、インストール前に
1 PCには、アドミニストレータ権限でログインしていること
2 IISサーバーへのアクセスが可能であること(アドミン権限ログインであれば、OK)
3 SQLサーバーがインストールされていること
4 ライセンスキーを入手していること
が必要です。
インストール関係については、次回に詳細を説明させていただきます。
Aras innovator の勉強方法
インストールしたが、本当に使えるのか。また、どうすれば、使えるようになるのか心配だと思います。
本項では、インストール前に、どのようにして、使えるようになるのかを事前に概略説明し、理解したうえで、インストールしていただきたいと思います。
Aras社のホームページには、色々な情報がありますが、初心者向けではありません。
ここでは、初心者向け情報をご説明します。
インストールし、起動方法は、次回のインストール編でご説明します。
起動すると、以下の画面が表示されます。
最初は、アドミン権限で起動しますので、一般ユーザーには表示されないシステム関連項目も表示されています(画面はその一部です)。
システム管理者は、この画面から色々な機能を選択し、カスタマイズや新規のアプリケーションの作成ができます。

なお、Aras Innovator 11までの標準画面であった TOC(Table Of Content)での機能選択も可能です。

ただし、当然、機能の使い方を理解していないと、カスタマイズ等はできません。
ここでは、機能やカスタマイズする上での勉強方法について、概要説明します。
勉強法には以下の5種の方法があります。
1 ブログ『ゼロからのAras Innovator』を読み、試す。
2 Just Ask Innovator(オンラインヘルプ)で機能説明を読む
3 ブログ(日本語) 『今週のテクニカルTips』などで、技術情報を入手する
4 『フォーラム(英語)』、『Aras Labs(英語)』、『サンプルコード(英語)』で、技術情報を入手する
5 Aras主催の『トレーニングコース』(現在、オンライン)を受講する
ブログ『ゼロからのAras Innovator』
勉強としては、Aras社のブログにある
『ゼロからのAras Innovator』 シリーズ
を古い順番に読み、また、操作してみる必要があります。
ゼロからのAras Innovator 第0回は、2013年5月リリースされています。何度か中断がありますが、現在、継続掲載されるようになりました。今後も確認が必要です。
バージョンは、Aras innovator 9.3 からの回を重ねる毎に変化しており、古い部分は、現12とは画面表示が異なりますが、基本は同じですので、勉強にはなります。
また、第8回から例として、『簡易ナレッジベース』の構築方法が説明されていますので、記事の通りに操作してみると良く理解できます。
当サイト管理者も5年ほど前にAras Innovator 11をインストールして、このブログ『ゼロからのAras Innovator』に大変お世話になりました。
当サイト管理者が一読すべきと考えているブログ一覧を以下に示します。参考にしてください。
Just Ask Innovator(オンラインヘルプ)で機能説明を読む
Aras Innovator を起動すると、画面右側上部にログイン者アイコンが表示されています。このアイコンをクリックするとドロップダウンリストが表示され、その項目の中に
Just Ask Innovator(オンラインヘルプ)があります。
これをクリックすると、別タブでヘルプ画面が表示されます。

項目を選択したり、検索機能により、色々な機能説明を引き出すことができます。

項目選択で、Partを選択した例です。

Google Chromeの翻訳機能(無償)で翻訳した結果です。機械翻訳ですが、理解はできます。

ブログ(日本語)『今週のテクニカルTips』などで、技術情報を入手する
操作で参考になるのは、『ブログ』です。
先の『ゼロからのAras Innovator』 も『プログ(日本)』の『ものづくりシステムブログ』の一部です。
『ゼロからのAras Innovator』を読破したら、それ以外のブログも確認してください。
特に『今週のテクニカルTips』 は、やや専門的な説明になっておりますが、カスタマイズには有益な説明があります。
最初は、判らなくても、どういう内容が記載されているか覚えておくと良いと思います。
『フォーラム(英語)』、『Aras Labs(英語)』、『サンプルコード(英語)』で、技術情報を入手する
そのほかに、『フォーラム(英語)』、『Aras Labs(英語)』、『サンプルコード(英語)』に、非常に有益な情報が含まれています。
英語ですが、英語が苦手な人もWEBの翻訳機能を使えば、大体は理解できると思います。
特に、フォーラムは、Aras担当者やヘビーユーザーが非常に詳しく、議論している内容があり、検索機能を使って、判らない項目を入力すると、ヒットすることも多々あります。
Aras主催の『トレーニングコース』(現在、オンライン)を受講する
最後に、トレーニングを受講することです。
トレーニング情報は、Arasホーム画面の『トレーニング』で内容が確認できます。

以下、2023年1月時点での情報です。最新は、Aras社のホームページにて、ご確認願います。
トレーニングは、コロナ禍前は東京本社での受講でしたが、現在は、オンライン開催になっています。
Aras Innovatorシステムを本格稼働することが会社として、決定したのであれば、オープンユーザーでもトレーニングを受けることを推奨します。
ただし、オープンユーザーは、有償です。サブスクリプションを契約すると、トレーニングは無料で受講できます。
コースは、
1 エンドユーザー
2 システム管理者
3 プログラマー
に分類されています。大体、55000円/日の受講料となっています。受講コースは、1,2,3の順に受講する必要があります。
月単位で、同じ内容で開催されています。
| コース名 | Aras Innovator PLM Essentials 24 Online |
| 対象 | エンドユーザー向け |
| 内容 | 「Product Engineering(パーツやBOM、ドキュメント、変更管理機能等)」と「Program Management(プロジェクト管理機能)」、および関連機能の概要と使い方を習得する |
| 日数と費用 | 2日間コース 計110000円 |
| 参照 | 詳細WEB |
| コース名 | Aras Innovator Administration1 24 Online (Japan) |
| 対象 | システム管理者向け |
| 内容 | PLMソリューションを構築する際に必要となる機能設定/拡張方法やユーザー管理方法などの基本スキルを習得するためのコース |
| 日数と費用 | 2日間コース 計110000円 |
| 参照 | 詳細WEB |
| コース名 | Aras Innovator Workflow 24 Online (Japan) |
| 対象 | システム管理者向け |
| 内容 | ワークフロー機能を有効活用する上で知っておくべき、ワークフローの作成方法・管理方法やメール通知の設定方法 |
| 日数と費用 | 1日間コース 計55000円 |
| 受講条件 | Administration1 コースの修了が必須 |
| 参照 | 詳細WEB |
| コース名 | Aras Innovator Administration2 24 Online |
| 対象 | システム管理者向け |
| 内容 | データ管理を柔軟に行うための方法や Vault 格納ファイルの取り扱い方法、構築したソリューションを他の環境(テスト環境や本番環境など)に移行するための方法など、Aras Innovator をより高度に活用するためのスキル |
| 日数と費用 | 1日間コース 計55000円 |
| 受講条件 | 受講には Administration1 コースの修了が必須 |
| 参照 | 詳細WEB |
| コース名 | Aras Innovator API1 24 Online (Japan) |
| 対象 | プログラマー向け |
| 内容 | カスタマイズを行うための基礎となるメソッドやIOM API、システムイベントを使った開発方法論 |
| 日数と費用 | 2日間コース 計110000円 |
| 受講条件 | Administration1 および Workflow コースの修了が必須 |
| 参照 | 詳細WEB |
| コース名 | Aras Innovator API2 24 Online (Japan) |
| 対象 | プログラマー向け |
| 内容 | カスタマイズや他システムとの連携、Aras Innovator をグローバル環境で利用する際のアドバンスドなトピック |
| 日数と費用 | 1日間コース 計55000円 |
| 受講条件 | 受講には API1 コースの修了が必須 |
| 参照 | 詳細WEB |
全コースを受講すると、495000円となります。
正式導入となれば、少なくともプログラマー向け以外のコース(330000円)は受講していただきたいと思います。
非常にためになる内容と思います。
本サイト運営者も4年ほど前ですが、全コースを受講しております(当時は、Aras Innovator11 でした)。
以上
